2025.12.09

マラソン

  11月23日、福知山では恒例の「福知山マラソン」が開催された。今年も漏れなくフルマラソンにエントリーしました。もう何回この大会に参加しているのだろう。思い起こすと、2012年の第22回大会に当事務所全員で出場したのが初めてでした。当時はNHK大河ドラマ誘致が盛んで、福知山市をアピールするのには明智光秀だと思い、「応援しています!福知山市・大河ドラマ誘致 明智光秀を!」 とプリントした事務所のTシャツを作りPRしました。その後、2020年に明智光秀を主人公にした作品『麒麟がくる』が放映され、びっくりしました 。

 この度の大会が33回目(2025年)となり、初参加から13年が経過しました。途中から私一人の参加になりましたが、コロナ時期を除き継続して走っています。しかし、完走は過去2回しかなく、マラソンの難しさをいつも痛感させられます。さて今年はスタート時間が繰り上げられ、午前10時スタートとなりました。足切り時間が延長され、多くの参加者の集客を目的とされたのでしょう。スタートはAからGのブロックに分かれており、私は最後尾のGブロックでした。スタートのラインを通過するまで5分はかかると言うもののあまり関係ない。福知山城に向かって4キロ走り、折り返して市街地を走る抜け10キロ地点を通過。田園風景を楽しみながら周辺の応援の声に励まされながら順調に走る。今年の天候コンディションは最高。寒くも暑くもなく絶好のマラソン日和だ。10キロを過ぎて水分補給に加え痙攣予防サプリとエネルギーサプリを摂る。体のコンディションはまずまず。これなら完走するぞ、と意気込む。ところが18キロ時点に差し掛かった時、左足ふくらはぎに痙攣が起きる。さらに100メートル進むと、右足腿と脹脛が同時に痙攣し、自分の足か?疑うほど動かない。痛みをこらえながら蹲って回復マッサージを試みる。そこに見かねた応援者の方から 「大丈夫か?頑張れ!冷却痛み止めスプレー使うか?使っていいよ!」 と声かけられ、心底感謝の気持ちで一杯になった。両足に腿からつま先までスプレーすると、痛みは治まり歩くことはできるようになる。再び歩きながら回復させる手法で、先を目指した。20キロ過ぎの給水所には給食もあり、おにぎり・バナナが配給されていた。バナナを鷲づかみにして口に頬張り、前を目指した。23キロで再び両足の痙攣が勃発。正に水分補給の失敗だ。もう歩くしか手段がない。しかし最後まで諦められない。折り返し地点の25キロで、今年のマラソンは終了した。

 とっても楽しい時間を過ごせたことに大会関係者・ボランティアの方々、そして何より道路沿いで声援頂いた多くの市民の皆様に感謝申し上げます。このような大会を実施していただけるので、参加者は42.195キロの其々の自分のドラマを見ることができます。“最後まで諦めない。” 自分との戦いに、楽しいひと時が過ごせたことに、くり返し感謝申し上げます。何歳になっても挑戦は尽きないです。

小牧社労士事務所*経営者コラム「マラソン」
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