2020.06.10

変化と変革

 人の生活は時代の流れの中で少しずつ変化している。それは人間が創造する新たなテクノロジーによるものであったりまた、その副作用が生み出す公害の自然破壊によるものであったりする。人間が持つ覇権欲はいつの時代にも存在し、国家をあげてその闘争は果てしなく続く。人の一生の一瞬の時間の波が周波数の様に上がり、また下がりそこに繰り返される個々人の覇権欲の塊が様々な物質を通じて世界に流通し、その影響により人々の生活は変化していく。衣食住が少しずつ変わる。今や着物姿で仕事をしている人を見かけることはほぼ無い。ちょん髷頭の人を見ることはない(お相撲さん以外)しかし栗のとんがった頭をしている人は多い。(恰好良いのだろうか?)文化や慣習も時代により変化していく。また一方では大きく変革していくことがある。産業革命が及ぼした生活環境の変革はまさしくそのものだろう。馬から機関車そして自動車・飛行機へと替わりました。人間がもたらす創造の変革がある一方で、自然界がもたらす住環境の変革が考えられる。正しくこの度のコロナウイルスである。人間界の未知のウイルスの出現により生活の安心安全を脅かされ身動き取れなくなった。生活の変革が始まった。在宅勤務(テレワーク)マスクの着用・ソーシャルディスタンス・ハグしない・フェイスシールド・ネット会議・WEB診察・電子マネー・ネット飲み会等ウイルスに対する防衛行動をとっている。日本だけではないマスクを着用したことのない世界の人々が同様式をとっている。どこかの国がマスク外交をして覇権欲を表にしている。人間の生命か?経済活動によるお金か?Which one? 時代は常識を変化させる。例えばコロナウイルスにより死者が続出する恐れがある。経済ストップでお金が無くて自殺者が続出する恐れがある。この選択をするとき何を根拠にどっちを選択するのか?その選択者はだれなのか?国民一人一人が選択することを私は望みたい。しかし世界では国民に知識もなく情報もなくその選択をその国のリーダーに丸投げする人々もいるかもしれない。迎合主義ポピュリズムとなる。常識の変革が発生することがある。人への思いやりや自然環境に対するやさしさ等唯心的発想が欠如し全てが唯物論化してしまい人はモノ(金・名誉・地位・権力)によって動かされることになる。其処には常識が常識でなくなる。人を殺しても良い(戦争時常識)となろう。こんなことが決してあってはならい。常識は常に変化する。しかし良識は不変のものである。

コロナ大不況を乗り切るために世界の人々はもがき苦しむことになろう。経済優先(お金)で覇権欲だけでなく新たなテクノロジーの創出により人々の生活に安全安心を希求する精神を同時に履行することを願って止みません。

有限会社レイバー経営者コラム「変化と変革」