2025.07.10

都市伝説

 2025年7月5日午前4時にフィリピン北に水柱が立ち津波となって日本列島に災難を及ぼすといった作家「たつき諒さん」が描いた漫画本が、世界を駆け巡りました。日本では気象庁などがコメントを出すほどのニュースとなり、香港では当該日には日本へは行かない方が良いとの情報も錯綜し、観光客の足も遠ざかっています。このつぶやきを目にする頃にはすでに過ぎ去っています。現実はどうなるのか全く予想だにできません。九州南東のトカラ地域ではマグネチュード5程度の地震が発生し、更なる恐怖感を与えていることもあります。漫画本に掲載された内容をノストラダムスの大予言と、同一視している方も多いようですが、この作家の描く漫画が、自分自身が見た夢を記録し作品に置き換えるものと紹介していることから、過去に描いた作品が予知夢のように的中したことから有名になったのだと思われますが、予知夢を見ることができる人間は多く存在すると思われます。正夢がそれであるのでしょう。7月5日をめぐって様々な発言があります。九州沖に沈んでいる水爆が爆発するとか、隕石が落下するとか、中国が台湾進攻し有事になるとか、南海トラフ地震が発生するとかです。夢のような事柄から現実に起きてもおかしくないような想像の領域まで人間の恐怖感を刺激する情報は心のどこかに突き刺さる。人は皆予知能力を持っています。予見可能な第六感で感じるのがそれだろう。

 一旦現実の世界に戻ってみよう。7月から私たちを取り巻く消費物価は更に高騰し、ほとんどすべての物が値上げされ、生活は益々厳しさを増しています。コメの高騰を押さえるため政府が介入して価格抑制を行っています。何故米だけ?国民は皆報道に踊らされ米だけ高騰、悪者はJA等の卸売業者と正義と悪の構造を無理やり作り出しています。一番国民には分かりやすく遠山の金さん気取りで小泉米がスーパーに並ぶ。富裕層はほとんど関心がない。安心安全に生産されたコメを高くても購入する。政府の小手先政策はまだまだ続く。行き当たりばったりの政策に国民は振り回され、インフラの老朽化により、日本列島が今や噴水列島と化し、いたるところで水が噴き出したり、道路が陥没する。大きな震災が発生すればインフラは壊滅状態となり、食料は備蓄米放出で枯渇し、国民の安全保障の為に税金を徴収し国家運営しているはずが、大丈夫であろうか?参議院選挙が始まり、国民の耳障りの良い言葉「給付金」を発信しているが、理解している国民は可成りウンザリしている。

 日本国のあるべき姿を分かり易く知らせる。日本人の取るべき行動を考えさせる。そんな政治家が居たならもっと政治に関心を持つようになるかもしれない。

 前述した7月5日の大災難が起きるかは不明であるが、今既に日本国民の置かれているこの状況は大災難の渦中にあると思います。そのことに感じていないのもまた大災難だと言えるだろう。

有限会社レイバー経営者コラム
有限会社レイバー経営者コラム「都市伝説」